今回は半径5mの法則にについて記したいと思います。ビジネスではある意味有名な法則で、「どのような会社でも半径5mの人間が、その職場の価値をきめる」という法則です。長くサラリーマンをしている人間にとっては実感できる言葉かと思います。
どんなに優れた、素晴らし会社でも、また劣った、見栄えのしない会社でも近くにいる仲間がどのような人間かによって、その職場の働きやすさが大きく左右されるということです。大ベストセラーとなった、嫌われる勇気の著者アドラーも言っていますが、人の悩みはすべて人間関係にあるのです。
また、長い経験より、同じ会社であっても、支店、営業所、班単位で職場環境、雰囲気はぜんぜん違いますので、その職場でそりが合わなくても、隣の職場に行けばそりが合うというケースはいくらでもあります。
今の新卒は3年で3割がやめると言われていますが、最初に配属された職場がうまくいかなくても、やめずに他の職場に移ることにより、うまくいくケースも多々あり、必要であればこれを繰り返すことにより、やめずに済むケースは多くあると思います。
そのような体制を会社も構築していくべきだと思いますし、なんといっても新卒で入った会社は条件も良いところを選んで、永く務めるつもりで納得して入っていると思うので、すぐにやめてしまうのはあまりにもったいないと思います。
一番最悪なのが、自分に合う職場を求めて、転職を繰り返す、いわゆるジョブホッパーになっていくことです。当たり前ですが、企業としては採用するからには成果をなるべく長期に継続して上げてほしいので、数年で転職を繰り返している人間は敬遠されていきます。
そのため、転職を繰り返すほど、給与、福利厚生等の採用条件は、どんどんじり貧となります。それを避ける意味でも、上司に相談し職場の移動、労働環境の改善について、話合うべきです。現在は労務環境もずいぶん改善され、この手の対応には企業も力を入れているところが多いと思います。
どうしても対応してもらえないのであれば、労働基準監督署に相談するという手もあります。適切な指示と場合によっては、企業と個人の間に入って対応してくれると思います。公的な第三機関に相談するのも一つの方法と思います。
ストレスをため込んで、うつ状態、うつ病へと進展してしまうのが、最悪な流れです。そうならないためにも、新卒であっても会社と交渉するという姿勢はとても大切です。
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