近ごろ読んだ、森永 卓郎さんの本の中で、アマゾンの配送センターで、荷物を所定の位置に移動する仕事について、ブリシットジョブと評価していました。私としては、認識において違和感があったので、GPTで検索し、下記、知識を整理してみました。その結果、アマゾンの前述の仕事は、ある意味、社会のインフラを支えるエッセンシャルワーカーと言えるかもしれません。
私が認識するブリシットジョブは、例えば私は外資系製薬企業に勤務していたのですが、コンプライスを取り締まる部門が異様に発達しており、行き過ぎた監視がなされ、それを仕事とする人間が社内に多く存在していた事が記憶にあります。社内のメール、SNS等すべてを監視し、少しでも逸脱行為があると、懲戒の対象となります。そのため、心理的安全はないに等しく、余計な事はしないが原則となるため、コンプライアンスさえ守っていれば、それを理由に成果が良くなくても仕方ない事がまかり通っていました。
また、取り締まる側も自分の仕事にやりがい、価値を見出せないのか、転職する人が多く、メンバーも頻回に入れ替わる感じでした。この様な組織ではイノベーションは望むべくもなく、今一つパットしない状況が続いている様です。グローバルな企業なので、いたしかたない部分はありますが、プルシットジョブと感じた仕事でした。コンプライアンスとイノベーションのバランスが大切であり、そのバランスをうまくとるのが、経営者の仕事になりつつある時代ともいえるかもしれません。
AI時代に適応していくためには、以下のGPT結果を参考に、ブリシットジョブをいかにエッセンシャルワークに変革していくか、個人としてその工夫が求められる時代だと思います。
ブリシットジョブ について具体例を挙げて、その定義も含め詳細に教えてください
ChatGPT:
ご質問ありがとうございます。
「ブリシットジョブ(bullshit job)」は、オランダ生まれの人類学者 デヴィッド・グレーバー(David Graeber) が2013年に提唱し、著書『Bullshit Jobs』(2018年)で体系的に整理した概念です。
定義
グレーバーによれば 「本人でさえ無意味だと思っており、もし消滅しても社会に何の悪影響もなく、むしろプラスになるかもしれないような仕事」 を「ブリシットジョブ」と定義します。
つまり、
- 当人は「自分の仕事に意味がない」と感じている
- それにもかかわらず、雇用・制度・組織の都合で存続している
- 社会的な価値がほとんどない
という特徴を持ちます。
5つの典型的類型(グレーバーによる分類)
- フランキー(取り巻き、goons)
- 広報担当、ロビイスト、営業電話要員など。
- 本質的には「存在しない競争」に従事している。敵がいなければ不要。
- 書類仕事人(box tickers)
- 無意味な報告書、チェックリスト、内部資料の作成に従事。
- 誰も読まない資料や、形式だけの報告。
- 手直し屋(duct tapers)
- 本来改善すべき欠陥を直さず、応急処置的に埋め合わせをする人。
- 例:使えないソフトを補助するサポート要員。
- 部下を増やす管理職(taskmasters)
- 実務ではなく、不要な管理・監視を増やすことが仕事。
- 実務者よりも「指示するだけの人」が増えていく。
- 付き人(flunkies)
- 上司の威厳を保つために存在する秘書・アシスタント・運転手など。
- 実際には役割がほぼない場合でも、体裁のために雇われる。
具体例
(注意:あくまで典型例であり、同じ職種でもすべてがブリシットジョブではありません)
- 大企業の「誰も読まない」内部プレゼン資料を大量に作成する部署
- 顧客からの問い合わせを本当に解決できず、マニュアル通りにたらい回しするだけのコールセンター
- 意味のないハンコを押すだけの承認業務
- 本来不要な中間管理職が作る「会議のための会議」
- 絶対に勝てない入札に付き合うだけの下請け書類作成
社会的意義と問題点
- 心理的負担
→ 本人が「社会に貢献していない」と感じるため、うつや無気力につながる。 - 組織的非効率
→ 不要な業務に人とコストを割き、本当に必要な仕事に回らない。 - 制度維持のための雇用
→ 「失業率を下げる」「組織の権威を保つ」ために生まれることが多い。
対比:ブリシットジョブではない仕事
- 医療従事者
- 清掃員やインフラ整備員
- 保育士や介護職
など、社会の維持や人々の生活に直結している職業。
(グレーバーは「これらは過小評価されている」と指摘しました)
👉 まとめると、
ブリシットジョブ = 「当人も無意味だと感じ、社会的価値も乏しいが、制度的・組織的な都合で存続している仕事」
であり、グレーバーの提起は「働き方の意味」を考える上で大きな議論を呼びました。
日本の職場における「ブリシットジョブ」具体例
ChatGPT:
はい、日本の職場にも 「ブリシットジョブ(bullshit job)」 的な業務は少なくありません。
もちろん同じ職種でも本当に価値のある仕事をしている人もいますので、以下は「典型例」としてイメージいただければと思います。
日本の職場にありがちな「ブリシットジョブ」具体例
1. ハンコ文化と形式的承認
- 何十人もの上司が順番に印鑑を押すだけの稟議(電子化後も「承認ボタンを押すだけ」化)。
- 実際には責任分散のための儀式であり、誰も中身を吟味していない。
2. 「会議のための会議」
- 決定権がない人ばかりが集まり、「上に報告するための会議」だけを何度も重ねる。
- 会議資料を作るために会議を開き、その結果をまた資料にして報告する…というループ。
3. 誰も読まない資料作り
- 研修や報告用の分厚い資料を延々とパワーポイントで作成。
- 実際にはファイルサーバーに眠り、誰も見返さない。
4. 名刺交換・挨拶回りのための出張
- 実質的な成果を伴わず、単に「顔を出すこと」「年始のご挨拶」を目的に遠方へ出張。
- オンラインで済むのに「伝統だから」と続いている。
5. 過剰な社内報・社内イベント運営
- 誰も読まない社内報のために何十時間も編集作業。
- 「親睦のため」と称して誰も行きたがらない飲み会・運動会を企画運営。
6. 無意味な監視・管理
- 部下の勤務表や日報を延々とチェックし、形式的な指摘をする中間管理職。
- 実質的な指導や改善には結びつかない。
7. 「電話文化」による不要業務
- メールで済む内容をわざわざ電話で確認 → 「電話がつながらないので再度確認」
- 留守電禁止・必ず人間が応答しなければならないルールによる拘束。
8. 顧客サービスに見せかけた無駄
- 実際には顧客の役に立たない「お客様満足度調査」を延々と回収・集計。
- サービス改善に反映されることはほとんどない。
日本で特に「ブリシットジョブ」が生まれやすい背景
- 年功序列・雇用維持のための人員配置
→ 本当は不要だが、ポストを作って人を置く。 - 形式主義(書類・ハンコ・報告重視)
→ 「形を整える」ことが目的化。 - 責任回避文化
→ 決定を誰も引き受けたがらないため、稟議・会議が増殖。 - 「努力が見えること」が評価されやすい
→ 成果よりも「どれだけ残業したか」「どれだけ資料を作ったか」が評価対象。
👉 まとめると、日本では 「組織の体裁を守るための仕事」や「責任分散のための形式的業務」 がブリシットジョブになりやすい、と言えます。
AI導入で真っ先に消えるブリシットジョブ(日本版)
ChatGPT:
いいテーマですね 👍
「AI導入で真っ先に消えるブリシットジョブ(日本版)」を挙げると、形式的で繰り返しが多く、人間の判断をほぼ必要としない仕事 がターゲットになります。
AI導入で消える可能性が高い「日本版ブリシットジョブ」
1. ハンコ・承認業務の事務処理
- 電子決裁+AIワークフローで瞬時に承認可能。
- 「誰も読まない承認書類に印鑑を押すだけ」の業務は不要に。
2. 誰も読まない会議資料・報告書の作成
- AIによる自動要約・自動資料生成で置き換え可能。
- 「形式だけのパワポ作り」はなくなる可能性大。
3. 日報・勤怠チェック
- AIが自動で業務ログを集計 → 日報自動生成。
- 上司は「報告を読むフリ」をする必要がなくなる。
4. 顧客アンケートの回収・集計
- 自動化されたアンケート回収ツールと分析AIで一瞬で処理。
- 「回収するためだけの人」は不要。
5. マニュアル対応の一次窓口(コールセンター)
- チャットボットや音声AIがFAQを即時回答。
- 「マニュアルを読み上げるだけのオペレーター」は淘汰される。
6. 会議議事録の作成
- AI音声認識+要約AIで瞬時に生成。
- 「会議の内容を文字起こし→整理するだけ」の仕事は不要に。
7. 社内報・広報の定型記事作成
- AIで社内ニュースをまとめ、自動で体裁を整えることが可能。
- 「誰も読まない記事」を人力で編集する仕事は真っ先に縮小。
8. 営業電話(テレアポ要員)
- AI自動音声システムが営業スクリプトを使って対応可能。
- 成約率の低い「電話をかけるだけの営業」は置き換わりやすい。
日本で特に消えやすい理由
- 形式主義的な業務(ハンコ、報告、資料づくり)が多い
- 「人がやっている」こと自体が価値とされてきた
- しかしAIにより「人でなくても同じ結果が出る」と証明されやすい
逆に残る可能性が高い仕事
- 人間の感情や信頼関係を必要とする仕事(介護、教育、医療の現場対応など)
- 創造性・判断力・交渉力が求められる仕事
- 「やらなくてもいいけど、やると嬉しい仕事」(例:接客時の心遣い)
👉 まとめると、
AIは「形式だけの仕事」を容赦なく切り捨てるため、日本の典型的なブリシットジョブ(会議資料作り・稟議承認・形式的報告業務)は真っ先に消える可能性が高い と言えます。
エッセンシャルワークについて、具体例を挙げて、その定義を含め詳細に教えてください
ChatGPT:
はい、承知しました。
ここまでの「ブリシットジョブ(bullshit job)」と対比させて理解すると分かりやすいのが 「エッセンシャルワーク(essential work)」 です。
定義
エッセンシャルワークとは
社会を維持し、人々の生活や生命に不可欠な「本質的な仕事」を指します。
特に新型コロナウイルス感染拡大期(2020年)に注目された言葉で、外出制限や在宅勤務が広がる中でも 「止められない、止めてはいけない仕事」 を総称しました。
- 「誰かの命・生活を直接支える」
- 「社会インフラを維持する」
- 「代替が難しい」
という点が特徴です。
具体例(日本の文脈)
1. 医療・介護分野
- 医師、看護師、救急救命士
- 介護福祉士、ホームヘルパー
- 薬剤師、医療技術者
→ 人の命や健康を守る仕事。コロナ禍で特に「最前線」として脚光を浴びました。
2. 生活インフラの維持
- 電力・ガス・水道・通信の保守管理員
- 清掃員、ごみ収集員
- 建設作業員(道路・橋・上下水道などの維持管理)
→ 日常生活が成立する基盤を守る仕事。普段は目立ちませんが、停止すると即座に社会に大混乱を招きます。
3. 食料・物流関連
- 農業・漁業・畜産業従事者
- 食品加工・スーパー・コンビニ店員
- トラック運転手、宅配業者、郵便配達員
→ 食の安定供給・流通を担う仕事。ステイホーム期にも絶対に必要とされました。
4. 教育・保育
- 保育士、幼稚園教諭
- 学校教師(特に義務教育)
- 特別支援教育スタッフ
→ 子どもの学びと安全を守る。保護者が安心して働ける社会基盤でもあります。
5. 公共サービス・安全維持
- 警察官、消防士、自衛官
- 行政職員(住民票・健康保険・福祉関連の窓口)
- 公共交通機関の運転士・駅員・整備士
→ 社会秩序と安全を守る 「最後の砦」。
エッセンシャルワークの特徴
- 代替が難しい
→ AIやロボットの補助は可能でも、人間の判断・対応が不可欠な部分が多い。 - 社会的に不可欠だが、待遇は低いことが多い
→ 介護・保育・清掃・物流などは「なくてはならない仕事」にもかかわらず低賃金・人手不足。 - 危険や負担を伴いやすい
→ 感染リスクや肉体労働など、社会が止まっても現場に行かねばならない。
「ブリシットジョブ」との対比
- ブリシットジョブ
→ 本人も社会も「無意味」と感じがちだが制度的に存続する仕事。 - エッセンシャルワーク
→ 社会を支えるために欠かせない仕事だが、しばしば過小評価される。
グレーバー自身も「エッセンシャルワーカーは低評価され、逆に無意味な仕事ほど高給である」という逆説を指摘しています。
まとめ
エッセンシャルワーク = 「社会の生命線となる不可欠な仕事」
- 医療、介護、物流、清掃、インフラ、教育、安全保障などが代表例
- コロナ禍でその重要性が再確認された
- 一方で待遇や評価が不十分で、社会的に「見えにくい」存在でもある
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