続いて私の人生において優先順位2番目の仕事について述べます。今もMR(医薬情報担当者)を職業としています。
まず、前の単身赴任のすすめを自費出版してからの環境の変化について記します。自費出版した時は、外資医薬品メーカーと内資医薬品メーカーが共同出資し、ワクチンに特化したベンチャーキャピタルに近い企業でMR、ワクチン販売の営業をしていました。
しかし、諸般の事情によりその会社が解散となり、元所属していた外資系の会社に転籍となり戻ってきました。
ワクチンは割と安定した分野の産業で、前の会社で定年まで大丈夫、できれば定年後も65歳まで嘱託で働けると皮算用していたのですが、大きな誤算でした。
人生何が起こるかわかりません。しかし、外資企業は刺激と変化に富み、自分のハングリー精神を大いに刺激してくれるので、充実した日々を送っています。
また、この世界的なコロナウイルス騒動で、会社もワクチンの開発に乗り出しており、大きなビジネスチャンスとなる可能性を秘めています。
日本にも輸入して接種する可能性もあり、その時は大いに貢献したいと思っております。
また、余談になりますがMRも受難の時代です。外資系医薬品メーカーN社の高血圧治療薬Dの不正なPR、いわゆるD事件により、国民の医療費が多大な損害を受けたとし、医薬品適正使用ガイドラインが厚労省主導で作成され、不正PR監視の目が強まっています。
これも、少子高齢化で財政が逼迫する中、自然な流れだと思います。外資企業に身を置く立場として、世界的な企業は日本法人等、日本の一般的な会社の感覚では地方の支店位の認識しかとないと思います。
そのため、しっかりしたコンプライアンス、ガバナンスを世界的に徹底しないと、同じ事が起こるリスクが高いと思います。
そして、医薬品業界は世界的な新薬が日本で迅速に使用できるように法整備を行ってきましたが、その結果外資系に市場を席捲されているのが現状です。
医薬品の場合、人道上致し方ない部分があると思います。しかし、小学校から英語の授業を義務化し皆が英語を解するようになると、例えばIT関係、通販等外資に日本市場が席捲されてしまう可能性があります。
むしろ日本語を参入障壁の盾として活用し、D事件の様な事例を予防していくべきではないかと思います。
英語を訳したいときは人工知能を使って日本語に訳すようにし、ここに人工知能含め、日本の一大産業を起こせばよいと思うのですがいかがでしょうか。
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