ゲオでレンタルし見ました。遠い空の向こうに、2000年の作品で、107分です。実話にもとずいた作品です。夢をあきらめないことの大切さと、親の立場より夢見る子供への葛藤、悩み、対応として参考になる作品です。NASAの職員の自伝的小説、ロケットボーイが原作です。
ストリーはアメリカの片田舎、主な産業は炭鉱というひなびた町が舞台です。仕事は主に炭鉱夫という環境で、高校生の主人公の父親も炭鉱夫の親分的な立場で働いています。主人公が1957年に打ち上げられた、人工衛星、スプートニックを夜空で見て感激し、自分もロケットを打ち上げたいという夢を抱いたところから、物語が展開していきます。
この荒唐無稽な夢に、父親は反対、もっと現実を見ろとばかりに、自分と同じ炭鉱夫になることを強要します。主人公も一時、いろんな事情により炭鉱夫として働き始めましたが、夢をあきらめられず、高校の仲間とロケットを飛ばすことに夢中になっていきます。
そのことを、高校の女性教師が支え、米国の全国高校科学選手権的なところに出展し、金賞を取得しその分野では有名な大学の奨学金を得て、進学、卒業。主人公はNASAへ進み活躍、自伝的小説を書いて、映画化までされたという次第です。父親がまっとうな仕事と言っていた、街の炭鉱はその後10年も経たずに廃坑となっています。
全て事実の物語であり、現代に置き換えても、子供の夢への考え方に、父親としてとても考えさせられる作品でした。また、普段勉強しろと言ってもなかなか勉強しないものですが、自分の興味のある事が出てくると、夜を徹しても勉強すること。子供に何が興味があるのか、親も本人も気づくことの大切さを痛感しました。自分の子供でもこのことは経験しました。
単身赴任の父親として、見るべき作品、おすすめの作品だと思います。

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