ここからは、毎週週末に1本程度見ているDVDからおすすめの作品を紹介します。私の赴任先はWi-Fi環境がないため、G社のレンタル中心に作品を見ています。
メジャーシリーズ作品、スターウオーズ、ハリーポッター、007、ミッションインポッシブル等はあまりに有名で皆様もご覧になっていると思います。私もほぼすべて見ましたが、どの作品も外れなく、楽しめると思います。
まず最初の作品はアイアンマンシリーズ(パラマウント映画)です。全3巻あります。SFに近いアクションもので、ユーモアを交えながら、現代をそれとなく批判しているニヒルな作品でもあります。家族との絆、あり方も含め、アクションものではありますが、見ごたえのある作品です。この作品から、アベンチャーズシリーズへと進んでいきますが、アベンチャーズは登場人物が多くて、私はあまり好きになれません。
続いてワイルド・スピードシリーズ(ユニバーサル映画)現在全10巻あります。カーチェイスを中心としたアクション作品で、毎回奇抜なアイデアで物語を楽しませてくれます。巻を追うごとに登場人物が増え、複雑に絡み合いながら進行していくのも楽しみの一つです。主人公が仲間の絆、家族の絆を何よりも大切にし、体を張って助け、守り、導いていく所にグッときます。
次に役者でもあり、監督でもあるクリント・イーストウッドの作品を紹介します。現在89歳で永遠に第一線で活躍するのではないかと思うくらい長く映画に出演しています。まず、初期主演のマカロニウエスタン、荒野の用心棒、夕陽のガンマン、続夕陽のガンマンは悪役はどこまでも悪役で、その悪を主人公がこれも悪で巧みに裁いていく様な物語です。作品全体に妙に日本的な湿気を感じさせる場面もあり、見ていて面白いです。この作品は私が生まれたころの作品で、いかに長くイーストウッドが活躍しているかわかると思います。同じ西部劇つながりでは1985年のペイルライダー、対決のシーン主人公が荒野の山を背景に異様な目で現れるシーンはしびれます。そしてアカデミー賞受賞の1992年公開、許されざる者などがあります。
続いて、監督兼出演作品としては、自分の葬式を描けたと語ったグラン・トリノ、メリル・ストリープと共演したラブストーリー、マディソン郡の橋、女性ボクサーのトレーナーとしてその栄光と最後に立ち会った初老の男性を描き、アカデミー賞受賞のミリオンダラー・ベイビー、ケビン・コスナーと共演したパーフェクト・ワールド等見ごたえがある作品ばかりです。
また、監督作品としては実話をもとにしたアメリカン・スナイパー、ハドソン川の奇跡があげられます。最近の作品としては2012年、野球を通しての親娘の交流を描いた、人生の特等席、2019年実話をもとにした老年の麻薬運び屋を題材とし主演した、運び屋、があり、まさについ最近も現役で主演しています。今でもニヒルな笑い顔は健在です。
続いて、監督つながりでスティーブン・スティルバーグ作品を紹介します。第二次世界大戦、ノルマンディー上陸作戦を描いた、プライベート・ライアンは戦場のリアリティが半端なく、また戦う意義を考えさせてくれます。次にシンドラーのリスト、ナチスによるユダヤ人の迫害はいかに過酷、理不尽で厳しかったかを伝えています。どちらも、アカデミー賞を受賞しています。あと、ミュンヘン、マイノリティ・リポート、リンカーン、ブリッジ・オブ・スパイ等があります。
最後に歴代のアカデミー賞を見るというのも楽しめます。ご存じの様にアカデミー賞は米国の映画関係者が無記名で投票して決める映画賞で、割合マニアックな作品が受賞するケースが多く、考えさせられる内容のものも多いです。私の見た中でおすすめは、2014年それでも夜は明ける、黒人差別を描いています。2013年アルゴ、イランアメリカン大使館人質事件の脱出について実話をもとにしています。2010年ハート・ロッカー、イラン、バクダットを舞台に、米軍爆発物処理班の実際と人間模様を描いています。2009年スラムドック・ミリオネア、インドを舞台にしたスラム街の青年がクイズショーで億万長者に上り詰めていくドラマ、最後にインドらしく全員で踊るシーンは圧巻です。2002年、ビューティフル・マインド、天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いています。
以上、本、漫画、DVDと私が読み、見た中から紹介してみました。もちろん、ほんの一部であり、単身赴任期間にいかに多くのカルチャー、サブカルチャーにふれ、多くの事を学び、吸収し、人生を豊かにしているか実感しました。もし、単身赴任していなければ、ここまでのいろんなことを学び、吸収し、自分を高められなかったと思います。
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