単身赴任時 読むべき漫画

続いて、コミックブックについて記します。週末の土日はG社でレンタルし、数冊ずつ読んでいます。2泊3日で約50円くらいなので手軽に読めます。この頃の漫画は内容が多岐に渡り、また大人向けの読み応えのあるシリーズ作品が多いので週末を楽しめます。

まず最初に紹介する作品は、村上もとか先生のJIN 仁 全13巻(集英社)です。現代の脳外科医が幕末にタイムスリップし、現代の医学知識を活用し、大活躍する作品です。医学監修もしっかりしており、仕事としている予防接種のない時代、感染症が人々に与えた大きさを改めて認識できました。また、歴史監修もしっかりしており、幕末の志士、坂本竜馬、高杉晋作、勝海舟、西郷隆盛、新選組等を史実に基づき、登場人物の歴史の動きをリアルに描写しています。

続いて、神の雫 全44巻(講談社)です。主人公がワイン評論家として名高い父の残した、神の雫の1本を遺言のメッセージを元に、紐解いていくストーリーです。世界のワインの知識が学べるのと、そのワインの云われ、歴史、味わいについて述べられ、物語の人間関係を含め引き込まれます。私が、日本に一つしかない大学の醸造学科を卒業している関係より興味を持ち、読み始めました。今や日本酒はワインにもその消費量が国内で抜かれたとのニュースを近頃見ましたが、このシリーズはワインブームの流れ、その土地々での栽培、醸造、流通によるブランド化、マーケティング、世界的広がりによる多様性、等参考になることは多いと思いました。

一つのアイデアですが、日本酒の蔵の新しい試みとして、蔵の水を売り出してはどうかと思います。

金沢でも金沢市のおいしい水道水をペットボトルで売るくらいですから、参入障壁は少ないのではないかと思います。

良い日本酒ができる場所は、良質の水が湧いて、それを醸造に用いています。日本酒のアルコール度数は高くて20%以下であり、80%以上は水です。

ほとんど水を飲んでいる様なものであり、その水により日本酒の味が大きく左右されます。

また、日本酒の製造は多くは冬季に集中しており、それ以外の季節はその良質の湧き水は利用されずに流れています。

それだけの良質な水であれば、例えば寒梅の水とか、菊姫の水―白山で磨かれた良質の水とか、ネーミングして発売すれば売れると思います。

夏場の閑散期も含め蔵の経営にも寄与すると思います。また、日本酒のアルコール度数が日本人には高く、敬遠されがちな解決方法として、その水をチェイサーとして飲むか、割れば解決できるとおもいます。

違う産地の水で割ると味が落ちてしまう事を防げると思います。

次は会長 島耕作(講談社)全13巻、言わずと知れた、弘兼憲史先生の作品です。島耕作シリーズは多種類ありますが、サラリーマンとしてその最終ゴールとなる世界は、どのような世界なのか知ってみたいと思い読み始めました。この世界まで到達できるサラリーマンはごくごく少数であり、その世界を垣間見れるのはとても面白いです。経団連、経済同友会についても勉強になりますし、会長がどの様な仕事をしているかおぼろげながら知るのは興味深いです。また、コミックということもあるかもしれませんが、意外と人間臭い場面があったり、中国、東南アジアの現状も知ることができるので勉強になります。

最後は、美味しんぼ(小学館)全111巻です。日本的大ベストセラーコミックです。現在26巻まで読みました。私が就職したころから連載が始まり、バブルの頃であり、当時の時代背景を映していて、とても懐かしく読んでいます。書面にもコンピューターは登場することもなく、ぐうたら新聞社員が主人公で、古き良き時代を伝えています。しかし、主題の料理の事になると、現代にも通じる真理が貫かれており、30年以上たった現在でも斬新さを感じ、とても興味深く読んでいます。

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