騒音、臭い等近所の方とのトラブル・クレームは、必ず不動産屋を通して行った方が良いと思います。
直接話しすると相手も人間ですので、どうしても感情的になりますし思わぬトラブルに発展しかねません。
そうならなくても気分的なしこりが残ります。また、近所の騒音と言ってもどこの音か断定しにくいケースもあります。
また、第三者が入って事実を確認しておく方が万一何かあった場合に安心です。
以上のことより全体の住人を把握している不動産屋にクレーム処理をお願いするのが一番です。
不動産屋に月々家賃を払っているのですからなおさらです。近頃は近所のトラブルを避けるため、入居時不動産屋も何か気になることがあったらすぐに連絡して欲しいと言うケースが多い様です。
また、騒音・悪臭を感じたらすぐにクレームを入れるべきです。そのトラブルがまだ初期の段階であれば、隣人も習慣化しておらず改善の可能性が高くなります。
また、ストレスを溜め込んでからクレームを入れると、改善しない場合にさらにストレスの原因ともなります。
初期にクレームを入れると不動産屋、隣人よりある意味うるさいヤツと思われ、対応・騒音に対しても相手方も気をつける様になります。
但し、何でもかんでもクレームを入れる様になると、今度はクレマーとして対応されてしまうので注意が必要です。
それではこれよりは、私の経験より隣人とのトラブル解決事例を記します。
まず、最初に一番印象に残っている悪臭事例からです。これは、福井での単身赴任時に経験したことですが、1ヶ月に1回位の割合で、洗濯機の下水管・キッチン洗い場の下水管あたりよりキムチの様なにんにくの悪臭が立ち上り部屋に1週間位悪臭が蔓延するのです。
最初は洗濯機の臭いかと思い洗濯層を専用のクリーナーで洗ったり、洗い場にワイドハイターを流したりしましたが改善は見られませんでした。
また、1週間程すると臭いは自然と消えていくので、どう考えても下水管つながりの上階か下階の方が定期的に自家製キムチを作成するかして、その臭いが蔓延していると考えられました。
早速、不動産屋に連絡してクレームを入れましたが、騒音と違って臭いは主観的な部分も多く、真剣に話しを聞いてもらえず何も対応をしていない様でした。
しかし、悪臭は定期的に繰返し襲ってくるためストレスは溜まるばかりです。数回クレームを入れても対応がおざなりなので、部屋に来て一度臭いを確認して欲しい旨話しました。
これでは物件に悪臭が付き資産価値を損ねる事にもなり、是非大家さんの連絡先を教えてもらい、直訴すると強くクレームを入れました。
その結果、不動産屋も対応し上階・下階の住人に確認、注意をしていただいた様で、その後悪臭はパタッリとなくなりました。
後日、ある本で読んだのですが隣人とのトラブルで一番ストレスを感じるのは臭いに関するものとの事。人間は騒音より悪臭の方がストレスを感じやすい動物のようです。
続いて、騒音に移ります。気になる物音はありがちな隣人とのトラブルのひとつです。
福井時代に朝早くから上の階よりプリンターの印刷する様な音や、金沢では夜遅くにこれも上の階より人がどすどす歩く音がうるさく不動産屋にクレームを入れた事がありました。
どちらも、不動産屋より上階の方に話して頂き騒音もなくなり解決しました。この手の騒音のトラブルは不動産屋も慣れているのか対応は迅速でした。
私の場合は横の部屋の騒音より上の階の騒音の方でクレームを入れるのがほとんどです。これは、たまたま私だけのケースなのかどうかは解りません。
考えられる事として横の部屋の人は引越しで隣に人が入居してきた事が解るので物音に気をつけるようになるのかも知れません。
しかし、上階の人はそれが認識しづらいので騒音につながるのかもしれません。逆に下の階の物音でクレームを入れた事は今までありません。
その他にも騒音に関するクレームは何件か入れましたが、同じように迅速に対応してくれました。
最後に横の部屋の人に対する簡単な騒音対策を教えます。気になる音がした時に隣人にわかる程度にこちらも物音を立てると言う方法があります。
例えば隣よりどすどすと歩く音が気になる時、こちらも聞こえる程度にどすどすと歩いてみるとか机をこぶしで聞こえる程度に叩くとかです。
要は隣人が騒音を立てている事に対し認識を促し解決する方法です。但し、やりすぎるとトラブルの原因となりますのでご注意下さい。
最後に騒音関係でのエピソードを二つ記します。
まず、福井でのエピソードですが、ある日夜中の3時位に隣からの割合大きな話し声で起こされました。うるさいなと思いつつ夢うつつでいると男同士口喧嘩しているようで話し声はだんだん大きくなります。
雰囲気としてつかみ合いの激しい喧嘩に発展しそうな感じです。聞いてる方も気が気ではなく口喧嘩がピークに達しそうな一歩手前と思われる部分で、とっさに床を思いっきりたたき「うるさい、警察呼ぶぞ!!!」と隣へ怒鳴ってしまいました。
その結果、口喧嘩のトーンはずっと小さくなり気が付いたら自分は眠って朝でした。
後から考えるとつかみ合いの喧嘩になればどちらかがケガしたかもしれず、もっと大きな騒音、騒動にも発展する可能性もあったと思います。
我ながらとっさの言葉として「うるさい、警察呼ぶぞ!!!」は効果的であったと思います。その後、隣人からのお詫びの訪問は一切ありませんでしたが、以前に比べ物音はずっと静かになった様に感じました。
もう一つは金沢でのエピソードです。引越しして3ヶ月位が過ぎ赴任生活が軌道に乗ったころの出来事です。
平日の午後9時位に部屋を掃除機で掃除をしている時に起きました。私は部屋の掃除機による掃除が苦手でどうしても期間をおいて1ヶ月位に1回しか掃除しないのですが、掃除しだすと折角掃除するのだからと必要以上に綺麗にしようと力み、とまらなくなってしまう傾向があります。
その勢いでベットの下の隣との壁の端っこの埃を掃除機である程度に力をこめて、幾度か壁にぶつけながら吸引する作業を繰り返しました。
自分では熱くなっている事もあり、さほど大きな音を立てているつもりはありませんでしたが、しつこくやっていた事は否めません。
そうこうしている内に、隣の壁よりドンドンと壁を打ち鳴らすすごい音が聞こえ出しました。
びっくりして、掃除機を止めましたが、その音はその後数秒続き止りました。すぐに、自分の騒音に対する隣人の抗議である事に気付きました。
しかし、掃除が途中であることもありその後は大きな音を極力たてず、速やかに掃除を終了しました。
掃除終了後もいくらうるさいからと言ってあんな対応はないだろうと、とても憤りを感じました。人間である以上言葉があるのだから、インターホンを鳴らし一言注意してくれれば済む事だと思いました。
逆に隣人もその様に感じたのかとても後味が悪かった様で、その後出て行かれ感じとして夜遅くまで飲んでおられた様です。
その次の日、多分叩いた手が痛かったのかシップの臭いが隣の玄関より漂っていました。
その後、隣人の方とは一度もお目にかかる機会もなく半年程して引越ししていかれました。
その間、騒音には気をつける毎日で引越ししていかれホットしました。現在は新しい隣人が入居し仕事で忙しいのか部屋にいる時間が少なく、騒音に前ほど気を使わなくてすむので助かります。
今回の様な場合どの様に対応するのが良いのか自分なりに考えてみますと、一番はその時は我慢して次の日に不動産屋にクレームを入れる。
どうしても、我慢できない場合はインターホンを鳴らし極力穏やかに隣人にクレームを言うべきだと思います。
隣人にクレームを言う場合、冷静にクレームを理路整然とある程度組み立て、練習してから事を訴えるべきです。
今回の場合隣人へのクレームを考え練習している間に、騒音はなくなっていたと思います。今、考えればこちらの騒音が原因なので、少し荒っぽい抗議でしたが受けとめ何もしなかった今回の対応でよかったと思います。
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