震災より10年 おすすめの本とDVD

東北大震災・福島原発事故より10年を振り返る意味で、おすすめの本とDVDです。

震度6を超える大地震とその余震、17mの大津波、全電源喪失、放射線量増加、2度の水素爆発、原子炉の制御不能、20km圏内の住民避難、と次々震災が襲いかかる中、現場の人間があきらめずに、いかに行動し、ある意味日本を救ったかが、描かれています。映画の世界のように感じますが、現実に起こっていた事であり、戦慄を覚えました。

初期活動として、線量の上がる前に、原子炉を冷却できるようにした、吉田所長以下現場の人間に感謝です。この初期対応、継続が原子炉暴走を食い止めたと思います。

また、映画に描かれていますが、2号機が爆発せずに、圧力が下がったのはいまだに、その理由がわからないとの事。

もし、爆発していれば、放射能により、近づけなくなり、他の10機の原子炉も含め制御不能となり、チェルノブイルの10倍、直径500km圏内には立ち入りできなくなり、東京を含め、死の都市となるところであったとの事です。そうなれば、日本は国としての存在自体が危機に直面していました。

私見ですが、2号機が爆発せずに済んだのは、バイアスのかかったどこかの部分が、破損し、圧が抜けたのではないかと思います。たまたま、ラッキなー事象により、日本が救われたと思われ、そう考えると、今後原子力発電を続けて行くことに、限りなく疑問を感じました。

また、政府と東京電力幹部の迷走ぶりも、まるで映画のようでした。

本は事故についての詳細を事実に即して、正確に記述していますし、映画も原作を忠実に表現していると思います。あれから10年、事故を振り返る意味で、読むべき、見るべき、本、映画だと思います。
GWにおすすめです。

#東北大震災 #福島原発事故 #フクシマフィフティ #GW

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