私の単身赴任の始まりから現在までの経験を振り返り、単身赴任の現状、実際について述べたと思います。自分史と重なる部分がありますが参考に頂けると幸いです。
①福井赴任
平成16年3月上司からの一本の電話で福井への転勤を告げられました。当時子供達は上の子が小学校2年、下の双子が幼稚園に入学する予定でした。数年前、私が転職した際長野県松本市より京都府宇治市に引っ越したのですが、長男が仲間に溶け込むのに随分と苦労していました。その様な事があり、家族帯同も可能でしたが会社の了解を得て単身赴任で福井市に着任しました。
それから約5年間福井市に単身赴任しながらほぼ毎週末は京都市の自宅を往復しました。1年間48往復5年間で240往復した計算になります。5年間で京都に帰れなかった回数は5回程度と記憶しておりますので、ほぼこの回数に近い数往復したことになります。
最初は往復する時間が無駄のように思いストレスを感じる日々でした。しかし、往復の約3時間趣味の読書をするようになり、多くの本を読むことができました。
また、JR西日本の株を購入し、株主として電車が混んでいる時も利益が上がっていると喜べるようになりました。ちなみに、株主優待として毎年100株について1枚の乗車料金半額券を送ってくれます。
赴任当時は子供も小さく特に下の双子はまだ自分の事がすべてできない様な状態でした。京都帰宅時は買い物、子供の世話、家事等妻の手伝いをし週末を過ごす日々でした。
しかし、子供が大きくなるに従い徐々に手が離れ、今度は長男が小学校3年生の時地域のサッカースポーツ少年団に入りました。練習は土・日曜日午前中であり引率しサッカー観戦するようになりました。
これも、最初は長男がサッカー少年団に入り午前中だけでも手が離れるとほっとしたのですが、通い始めて数回の時に悪ふざけしてケガをしその後監視の意味もあり付添いするようになりました。
通い始めて数回の内に小さい子供が無心にボールを追っかけている姿に感動しました。毎週心が洗われる思いで楽しみの一つとなり、また単身赴任の中長男と同じ時間を過ごす貴重なイベントとなりました。
その経験もあり長男は中学校サッカー部に所属し3年間サッカーを続け、中学3年生で引退し受験勉強に頑張り希望した高校に進学しています。
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