3.単身赴任の社会的実態

次に日本社会における単身赴任の実態を見ていきたいと思います。主にネットで調査したのですがその調査自体があまり行われておらず、大まかなデーターであったり古いデーターがほとんどでした。

ここにも身近にある単身赴任であるのにその実態はほとんど調査・把握されておらず、日本社会における市民権を得られていないのが現状です。

日本における単身赴任者総数は

堅い資料となりますが、『就業構造基本調査報告 平成19年全国編』 総務省統計局/編集 日本統計協会 2009.1 p70の「第1表 男女、就業状態、就業希望意識・就業希望の有無、求職活動の有無、世帯主との続き柄、一般・単身世帯、配偶関係、年齢別15歳以上人口」のうち、

「世帯主うち単身者」で「配偶者あり」の「有業者」で「仕事が主な者」の数が、単身赴任者数に近いのではないかと考えられます。

ちなみに、947,800人です。また、他のネットの情報を参考にすると単身赴任は近年増加傾向にあり約100万人もの日本人が単身赴任をしていることが推測されます。

100万人と言えば私が仕事で担当している石川県の人口に匹敵します。また、政令指定都市の認定基準が約100万人と言われていますので、それに匹敵する人が単身赴任をしている事になります。

単身赴任者はほとんどが男性と考えられ日本での男性総労働人口3800万人の 2.6%にあたります。この様に日本において一つの県・政令指定都市に匹敵する程の日本人が単身赴任をしている実態が浮かび上がってきます。

カテゴリー:

返信がありません

コメントを残す