コラム③ 単身赴任あれこれ

本を執筆しようとした動機の一つは、休日父親が机に向かって仕事をしている姿を子供に見せるためでした。

子供が小さい頃は父親が本を読んでいる姿を見るだけで、お父さんは偉いと思ってくれました。

人にはミラーニューロンと言う神経細胞が脳で発達しており、興味ある人の行動を真似ようとします。

私が本を読むと真似て子供たちも本を読んでくれました。特に長男は本好きとなり福井時代は福井駅前に立派な新しい市立図書館があり、帰路列車に乗る前に、これでもかと言うくらい分厚い子供向けの本を借りて帰りました。

図書館が新しいため本も新品に近い状態でした。ハリー・ポッターに始まり、ダレン・シャン、都会のトム&ソーヤ、チームふたり等手当たり次第に借りて帰りました。

長男も喜んで1週間で読破してくれるので、借りる方も張り合いがありました。長男は読書好きに育ってくれ、今では逆に面白い本を私に紹介してくれるくらいです。東野圭吾さん、百田尚樹さんは長男の紹介で読み出した作家さんです。

しかし、子供が成長するに従い勉強時間も増え、私が本を読んでいても、お父さんは本を読んでいるだけと偉く見てくれなくなりました。

そこで、子供たちに休日机に向かい仕事をしている姿を見せて、再度尊敬の念を取り戻そうと考えました。

休日まで本当の仕事をするのは気が重いので、思いついたのが本の執筆です。

おかげ様で今回もミラーニューロンが働き、子供たちが机に向かい勉強する時間が増えました。

この調子で私の執筆と子供の勉強時間延長が両立できれば良いと思います。

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