単身赴任 大学

さて、最後に大学になります。私の考えで、基本浪人はさせない様にしました。周りの情報を聞いていると、浪人したからと言って現役より上の大学へ行った人は少ない印象を受けるからです。

浪人したからと言って、希望する大学へ行けると言う保証はまったくありません。むしろ、下の大学にいってしまうリスクもあります。

浪人した事により上位校へ行ける有意差がある統計デターも聞いたことがなく、対費用効果としてはあまりに不確実です。

それであれば、大学時代勉強し、大学院へ進学することをすすめました。子供の一人はコンピューター関連に進みましたが、半数近くが大学院に進学する時代です。

子供も大学時代よく頑張り、成績上位でこの4月より東京にある国立の大学院に進学できました。

その話にも単身赴任が一役かっています。高校時代モチベーションが上がらず、進学する大学をどこにするかで迷っている時に、大学情報誌で金沢の近郊に、面倒見の良い大学ランキングで10年以上連続トップになっている奇跡の様な、私立のK工業大学がある事を知りました。

ホームページ、ネット情報みんなの大学でも情報収集した結果、口コミの情報もまずまずで、就職実績も良く、研究成果も多くあげていました。

早速、私の仕事の担当エリアでもあり、休憩時間に視察に行きました。学校の環境、学生、職員の雰囲気など実際、現地を訪問することにより実感でき、この大学であれば子供を任せられると思い、子供にも選択肢の一つとして進めました。

大学受験の結果、この大学しか合格できなかったので、進学し現在に至りました。京都より大学の近くに下宿し、引っ越しの時は手伝いましたが、大学4年間で会ったのは数回程度でした。

一人暮らしということもあり、また大学もあっていたようで多くの仲間にも恵まれ、見違えるように成長しました。

また、この大学が関西のテレビにコマーシャルとして、物語の始まりへという3分程度の短い番組を週一回、日曜日の朝流しているのですが、毎回学生一人を取り上げ、その大学における成長、成果を伝える番組です。

そこに時々大学院生が出てくるのですが、どの顔立ちも引き締まり、知性を感じさせ、大学生よりワンランク上の雰囲気をもっており、これであれば大学院に進学する意義はあると実感できました。

この大学は評判どおり偏差値は低いですが、大学付加価値日本一を掲げるだけあって、学生を面倒見良く育て上げることをポリシーとしており、子供もそれに答え、大学院進学という大きな成果を残せました。

できる人間を集めてブランド化した有名大学もそれはそれでもちろん意義はありますが、この様な知る人ぞ知る大学も日本には丹念に探せば数多くあります。また、この様な大学は地方にあるケースも多く、単身赴任により巡り合うケースを助けてくれると思います。

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