単身赴任のライフワークバランスについて考えたいと思います。単身赴任のライフワークバランスはとても複雑です。
普通に家族と生活する場合、家庭(プライベート)と仕事にある程度分ける事が出来ますが、単身赴任は赴任先の生活が仕事の一部のようであり、プライベートとの区別がつけにくい現状があります。
そこで、以下の3つの分野に分けて実情に合わせたより良いライフワークプランを考えてみたいと思います。
家族とのバランス
まず、家族とのバランスですが単身赴任している以上、よく帰って1週間に1回週末に家族と過ごすのが精いっぱいの所だと思います。
私の経験よりやはり帰る頻度が高いほど家族とのつながりは強くなると思います。だから、出来る限り休日は家族と過ごすことをお薦めします。
当然ですがその積み重ねが家族との絆を深め、単身赴任の必要なくなった老後の家族との幸せな生活につながって行くと思います。
また、最高週1回の家族との団欒となりますので、家族全員が集中して週末の時間を過ごす様になります。
私の経験より単身赴任していない時期、家族と共に生活していると、このメリハリが付き難くライフワークバランスが間延びする印象を受けました。
その点、単身赴任していると平日は仕事に専念し、週末は家族の用事、団欒、休養に専念できるので、メリハリが付きとてもライフワークバランスがとりやすい印象を持ちました。
平日は仕事に専念し、週末は家族に専念する良いサイクルが生まれます。
そして、特質すべき点として家族の独立心がとても鍛えられる事があげられます。現在までの赴任生活を通し妻が見違えるほどしっかりしたのは事実です。
パートナーが近くにいるとどうしても頼ってしますのが人の性ですが、いないと何とか自分でしようとするのも事実です。
最初赴任当時は携帯に良く相談の電話が入りましたが、現在はめったと週の途中に連絡が入る事はありません。
また、長男は妻の相談役となり父親代理的な役割を担うようになり、頼もしく成長しました。
次男、次女も父親が平日不在の事を意識し、妻、長男に良く協力しています。このように、家族個々の独立心を育てるには単身赴任はとても良い経験と言えます。
また、帰宅したときに妻より個々の子供の状況を聞き、必要に応じて勉強、スポーツ、部活、日常生活態度等について、個々の子供に対しアドバイス、躾をします。
常は母親がアドバイス、躾を言っていますがマンネリ化している事もあります。父親が全体を俯瞰してある程度の期間をおいて、意見するのも躾という点では効果的と思われます。その意味において単身赴任はうってつけの制度と言えます。
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